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・明けましておめでとうございます。昨年度は大変お世話になりました。医局にとっても、高槻教授のもと新体制となり、大きな変化がありました。令和2年度は肝移植を筆頭に、新たなことをいくつも始める年になると思います。皆様のご協力をお願い致します。高槻教授から挨拶を頂きましたので、下に掲載いたします。

令和2年仕事始め:年頭のあいさつ(令和2年1月6日 8:00 医局にて)

高槻光寿

新年あけましておめでとうございます。

令和2年の年頭にあたり、ひとこと申し上げます。

いきなりですが、本年の干支は“庚子”(コウ・シ、かのえ・ね)です。「本年の干支は?」と聞かれて「ネズミ年」と答える方が多いかと思いますが、厳密にはそれは“十二支”のひとつであり、“干支”は十干(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)と十二支(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)の組み合わせで成り立つもので、干は木の“幹”、支は“枝”に通じ、さらにはいわゆる陰陽五行(木、火、土、金、水)と関連して年だけでなく日時・方角などにも広く表現されて日常の様々な事象をあらわす、非常に奥深いものです。60才のお祝いである還暦は、この組み合わせが60年でひと回りするため、自分の生まれた年の干支に戻ることを意味しています。

本年の干支“庚子”の“庚”は『更新』『継続』『償う』などの意味があり、“子”は本来「孳」という字で、種子の中に新しい生命がきざし始める状態、さらに言えば『たくさん生まれ増殖する』イメージで、ネズミが充てられているのはそのためです。ちなみに、昨年の干支は“己亥”(コ・ガイ、つちのと・い)で、『おのれを律しつつ、爆発的なエネルギーを蓄積する』という意味がありました。

これを我々の教室に当てはめると、昨年7月に私が着任して半年を過ぎ、確かに昨年はじっくりと色んなことを準備してきたつもりです。医局員は多くはありませんが精鋭ぞろいで、確実・誠実に仕事をこなしてくれています。その流れを本年は継続かつ更新し、準備してきたものが花開いて増殖していくイメージでしょうか。本年の干支にマッチするのは決して偶然ではない、ととてもワクワクしております。

とはいえ決して気負わず、『一燈照隅』の心で各自がやるべきことをしっかりとやれば結果はおのずとついてきてくれます。あせらずにやりましょう。

以上、年頭の挨拶を申し上げます。本年もみんなでがんばっていきましょう。

では、今年も頑張っていきましょう。

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