抄読会を行いました⑨。
雑誌:Ann Surg. 2020.
PMID: 32675483
発行年:2020 August
Crohn病に対して手縫いによるKono-S 吻合とConventionalの機械吻合を比較検討し、吻合部再発率の違いを比較検討したイタリアのRCTである。36例の Kono-S 吻合と43例のConventionalの機械吻合では、6か月後の再発率は有意にKono-S吻合が低かった(P<0.001)。多変量解析においてもKono-S 吻合が術後の再発率の低さに最も関与していた(OR 0.19. P<0.001)。術後合併症に関しては、Kono-S 吻合とConventionalの機械吻合に有意差は認めなかった。
金城 達也先生