このたび、1月24日にタイのバンコクのT-TECで開催されたLaparoscopic Surgery Training Course of taTME and Colectomyにおいて、ハンズオンの講師として招いていただきました。このコースには、ベトナム3名、日本から2名の先生方が参加され、２か国の交流を深めることができた非常に有意義で楽しいセミナーとなりました。
　特に印象深かったのは、ベトナムの先生方の情熱でした。ベトナムではロボットの普及が進んでおらず、一方で進行直腸癌の症例が増加しているとのことで、taTMEに対する関心は非常に高く、大変な熱意を感じました。彼らとの交流を通じて、医療環境の違いを超え、外科医としての結びつきを深める素晴らしい機会となりました。
　この貴重な経験を通じて、異なる文化や環境においても変わらない医療への情熱と探求心に触れることができ、この分野での協力の重要性を実感しました。今後もこのような国際的な交流を通して、学び合い、成長し合う場を共有し、お互いに貢献できる場を継続していきたいです。

金城　達也