抄読会を行いました。
2024年2月14日 抄読会 発表者:仲本正哉
論文名:Analysis of the characteristics and outcomes of patients with pseudomyxoma peritonei of appendiceal origin treated with curative-intent surgery
雑誌:Surgical Oncology 51 (2023) 102012
PMID:37972508
論文要旨
本研究の目的は手術を受けた腹膜偽粘液腫(pseudomyxoma peritonei; PMP) 患者の予後を評価し、腹腔内領域ごとの腹膜切除を伴う完全減量切除(cytoreductive surgery;CRS)難易度の違いを検証することである。小腸領域に大きな腫瘍が存在する症例では機能を温存しながら根治切除を達成することが難しいことが示唆され、また横隔膜および骨盤領域に大きな腫瘍がある症例は手術治療効果が高いと考えられた。現在一般的に行われてない横隔膜および骨盤領域の腹膜切除手術はPMP治療に効果があると考えられた。