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 6月11 ~14日の期間、オランダのマーストリヒトで開催された32nd international congress of the European Association for Endoscopic Surgery (EAES)にポスター発表で参加しました。EAESはヨーロッパの内視鏡外科学会ですが、日本、韓国、中国などアジア圏のほかにもブラジルやインド、リビア、南アフリカなど多くの国々から発表がありました。近年の日本内視鏡外科学会と同様にロボット支援手術が多く、ほかにもAIを始めする新規技術の発表がありました。大腸癌、炎症性腸疾患、術中・術後合併症、ロボット手術、外科教育など様々な領域のセッションを拝聴しましたが、各領域でデータベース構築、教育カリキュラムなどの必要性などが言及され、情報共有することで現状解析を行い、若手教育や新規技術の一般化について安全な手術実施を意識した内容が多くみられました。マーストリヒトは短時間の小雨が多いところのようでしたが、中世の伝統的な赤レンガや木骨造りの建物が並び、これらの歴史的な建物とカフェやお店など現代の建物が調和した大変きれいな街でした。街の中心部はクルマが多いのですが、自転車の利用者も多いためか街全体が静かで滞在も大変楽しめました。
 金城達也

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