1年生が生体肝移植を見学しました:第2弾
当科第34例目の生体肝移植が行われ、1年生4名が見学しました。これで1年生の見学人数は述べ22名(!)となりました。以下は今回の感想です。
1年生なので細かいところに誤りがありますが、本当によく観察しています。我々もさらにがんばらねば、と思います。
先日は、生体肝移植の見学をさせていただき、ありがとうございました。2回目ということもあり、手術の工程や血管の位置、太さが分かるようになり、初回とは異なる観点から見学することができました。脈を打つ水滴ほどの大きさの血管を顕微鏡を覗きながら縫合する技術には、本当に感銘を受けました。また、今回は前回見学した際にドナーの総肝管(→左肝管:編注)をレシピエントの十二指腸(→空腸:編注)に縫合していたのに対し、今回はドナーの総肝管(左肝管)をレシピエントの総胆管に縫合していることに驚きました。同じ生体肝移植でも手術方法が異なることを学び、非常に興味深かったです。臨床研究の一環として胆管縫合に顕微鏡を使用されていたのも印象的でした。さらに、今回のレシピエントでは脾臓も摘出されており、ポリクリの先輩から脾臓がなくても生きていけると教わりました。胆嚢摘出については前回知っていましたが、脾臓まで摘出されることには大変驚きました。貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
手術室の雰囲気だったり、器具や機械、人員の配置などを現場で実際に見て知ることが出来てこれ以上ない学びの場になりました。今回は血管の縫合からの見学になりましたが、繊細かつ正確な作業に思わず没入してしまいました。命を救う現場を目の当たりにしたことで、更に外科に対する憧れや興味が強まりました。この貴重な体験をモチベーションにして、これからの大学生活に活かしていきたいと思います。
生体肝移植は特定機能病院である大学病院ならではの手術です。月1~2例程度のペースで行っておりますので、興味のある方はぜひご連絡ください。