金城先生が米国外科学会(ACS)に参加しました。
米国外科学会(ACS)2024がSan FranciscoのMoscone Centerにて 2024年 10月 19-22 日に開催されました。今回の学会では新FellowとしてConvocation Ceremonyへ参加させていただき、また、発表の機会も与えていただきました。このたびはACS Japan Chapter の皆様からご推薦およびサポートをいただきACS Fellowの授与を賜りました。心より感謝申し上げます。このCeremonyではRegaliaと呼ばれる写真のように盛装して、新Fellowが一同に集まり、非常に厳かな雰囲気で始まりました。CeremonyではFellowship Pledgeを全員で奉読し、ACS Fellowとしての誇りや外科医としての自負を実感しました。Ceremonyの待機中には数名の先生にお声させていただきACS Fellow外科医としての仲間意識を感じることができて、とてもよい経験になりました。後半になると英会話もつらくなってきたので日本人だと思って話かけたのがDr. Chanで、香港出身とても気さくな方でした。現在はBrooklyn hospitalに勤務しており、大変な努力をした様子がうかがえましたが、ジョーク混じりで楽しくお話されていました。学会会場は非常に大きく、目的の会場にたどり着くのも大変で、学会アプリを見ながら、時にはGoogle マップも使いながら移動していました。今回の発表はこれまで研究してきたバイオチップを使用した大腸癌早期診断の研究で、次世代シーケンサーを使用することで患者ごとに異なる癌遺伝子変化を探索することで将来的には個別化診療を目指していく内容でした。参加した3日間は非常に天気にも恵まれました。San Franciscoのダウンタウンは非常に大きなビルが立ち並ぶ摩天楼の中にきれいな噴水やモニュメントと木々や芝がバランスよく配置された公園があちこちに散りばめられた都市で、湿度も低く、空気にも清涼感があり、特に早朝は非常に気持ちよく過ごすことができました。またSan Franciscoは急坂に敷かれたケーブルカーが走るキレイな街並みの印象があると思いますが、一方でIT都市でもあり、自動運転によるタクシーがすでに実用化しており、実際にお客さんを乗せて街中を走っていました。大変な驚きでした。今回は様々な貴重な体験をさせていただきました。関係者の皆様方に大変感謝申し上げます。
金城 達也