金城先生がカダバートレーニングに指導者として参加しました。
2025年1月31日 バンコクで開催されたNCGM Workshop: Advanced Laparoscopic Training Using Cadaver Models for Digestive Tract SurgeryにおいてtaTMEの指導者として参加させていただきました。聖隷浜松病院の戸松真琴先生が胃領域の指導医として参加され、佐藤純人先生が全体総括されたワークショップでした。日本から3名の外科レジデント、ベトナムから2名の外科医、バンコクのレジデントあけの若手4名が参加しました。今回はバンコクの有数のカダバートレーニングセンターでSiriraj Training and Education Center for Clinical Skills (SiTEC)にて開催されました。SiTECはMaidol(マヒドン)大学のSiriraj(シリラート)病院医学部に設置された、シミュレーションセンター(SiMSET)のうちの一つで、主にカダバーによる手術手技トレーニングをおこなうセンターです。今回、私が指導したtaTMEは直腸癌手術のうちでも専門的な知識や経験が必要な手術ですが、バンコクの若手医師は意欲的に取り組み、手技も大変上手でした。ベトナムの先生方は昨年、私もかかわらせていただいたバンコクのT-TECで開催されたAnimal ラボでのトレーニングにも参加されていたので、今回のカダバートレーニングではより深く手術が理解できたようで、大変喜んでいました。ベトナムではまだロボット普及が進んでおらず、taTMEは大変重要な手技の1つだとのことでした。バンコクやベトナムの先生方に貢献できて大変貴重な経験となりました。ワークショップのあと、懇親会も開催され、大変楽しい時間をすごさせていただきました。今後もこのような国際交流を通して、学び合い、成長し合う場を共有し、お互いに貢献できる場を継続していきたいと考えています。
金城達也
