抄読会を行いました。
9月29日 抄読会
論文名:Surgery to the primary tumor is associated with improved survival of patients with metastatic esophageal cancer: propensity score-matched analyses of a large retrospective cohort
雑誌:Diseases of the Esophagus, Volume 33, Issue 3, March 2020
PMID:31175353
遠隔転移を伴う食道癌(metastatic esophageal cancer: MEC)に対する原発巣切除が、予後に与える影響はこれまで評価されていない。本研究は2004〜2014年にSEERデータベースに登録された4367例の遠隔転移を伴う食道癌症例のコホートを対象とし、遠隔転移を伴う食道癌の原発巣切除による生存期間への影響をpropensity score matchingを用いて検討した。結果、食道腺癌群、扁平上皮癌群いずれにおいても手術による生存期間の延長を認めた。食道腺癌、若年者でより切除の効果が得られた。
中村先生