抄読会を行いました。
2023年3月15日 抄読会 発表者:金城達也
論文名:Molecular residual disease and efficacy of adjuvant chemotherapy in patients with colorectal cancer
雑誌:Nature Medicine 2023; 29(1): 127-134
PMID:26497495
論文要旨
CIRCULATE-Japan試験の観察群であるGALAXYから、ステージ II-IV の切除可能CRC(n = 1,039)において術前および術後のctDNAを解析。術後ctDNA陽性(術後4週時点)は、再発と有意に相関(HR 10.0, P < 0.0001 )。ステージ II または III における再発リスクと最も関連性の高い予後因子であった(HR 10.82, P < 0.001 )。術後ctDNA陽性により、ACT効果が得られる Stage II または III と有意に相関(HR 6.59, P < 0.0001)。再発リスクが高く、 ACT 奏功症例を特定する ctDNA の有用性を示した。