第61回九州外科学会・第61回九州小児外科学会・第60回九州内分泌外科学会を開催しました
令和7年2月7日,8日に、第61回九州外科学会(会長:琉球大学胸部心臓血管外科古川浩二郎教授)・第61回九州小児外科学会・第60回九州内分泌外科学会(会長:高槻教授)が沖縄の沖縄県市町村自治会館で開催されました。
本会は九州の外科医が一同に会し、主に若手の先生方にとって学会発表の登竜門的な会です。今回は若手中の若手である学生セッションも設けられ、九州全域から60名もの学生の参加がありました。従来の研修医セッションに加えておおいに盛り上がり、琉大からもたくさんの学生が同世代の学会発表に刺激を受けておりました。
高槻教授が会長を務められた九州小児外科学会の特別講演では、NHKの“プロフェッショナル”にも出演された国立成育医療研究センター病院長の笠原群生先生が『小児肝移植から学んだこと』のタイトルで素晴らしいご講演をされました。世界でご活躍の先生から若手への強烈なメッセージがこめられており、学生たちも大変感銘を受けたようです。
以下は、琉大より参加した5年生たちの感想です。
S君
先日は学会へのご招待ありがとうございました。先生方の発表、とくに同世代の学生セッションや研修医セッションは大変刺激となりました。先生方の日々の試行錯誤の一部を見せていただいたように感じ、私も今後、自身のキャリアを通じて、学会発表や論文提出に力を入れていきたいと感じました。繰り返しになりますが、今回は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
O君
初めての学会で、様々な症例を聞くことができてとても勉強になりました。
M君
学会には初参加でしたが、自分と立場の近い学生や研修医の先生の発表に刺激を受けたり、各先生方の発表には実習とは違う学びがあったりしました。また沖縄ならではの琉球文化の話も沖縄での医療を考える上でとても学びが深かったです。とても貴重な機会をありがとうございました。
O君
九州外科学会では、「アジアの海域世界と琉球」という講演が特に印象に残りました。外科だけでなく、沖縄の歴史や地域性についても学ぶことができ、視野が広がりました。また、他大学の医学生の発表を聞き、学術活動に積極的に取り組みたいという刺激を受けました。手術の術式など専門的な話が多く難しく感じる場面もありましたが、さらに学習意欲が高まりました。知識を身につけるだけでなく、それを多くの人と共有することの大切さも実感し、今後の学びやキャリアに活かしていきたいと感じました。
K君
先週行われた九州外科学会では、他大学で行われた生体肝移植のV8の人工血管再建や胆嚢絞扼など、第一外科ではそもそもやっていない術式や珍しい症例を聞くことができました。臨床実習だけでは経験する機会のないような貴重な症例の発表を1日かけて聴講し、非常に濃い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
S君
今回学会に参加させていただき、同世代の学生発表なども含めたくさんの貴重な経験と刺激を受けることができました。また、消化器を専門とする先生方の発表を通して消化器外科の魅力も感じました。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
4年生や1年生(!)もたくさん参加してくれました。ありがとうございました。日本のみならず世界中の患者さんために、情報発信することの大切さを感じてくれたらと思います。
